映画・TVレビュー

【クロスゲーム】1話「四つ葉のクローバー」あらすじと感想!(ネタバレ)

こんにちは。Sachaです。

実は私、あだち充先生の野球漫画が大好きなのです。

代表作のタッチはもちろん、H2も大好き。

そして今回は、「クロスゲーム」のアニメについて、1話ごとにネタバレ込みの感想を、私なりに思う名言と共にしていこうと思います。

1話「四つ葉のクローバー」

主人公はスポーツ用品店「キタムラスポーツ」の一人息子の樹多村光(きたむらこう)、小学5年生。

幼なじみの四姉妹の次女、月島若葉(つきしまわかば)と、とても仲良しです。

そんな彼女の家は、喫茶店「クローバー」と「月島バッティングセンター」を営んでいます。

ちなみに長女は一葉(いちよう)、三女は青葉(あおば)、四女は紅葉(もみじ)と、四姉妹とも「葉」という字が含まれています。

同じ日に、同じ病院で生まれて、生まれてきた時から隣同士だった若葉と光は、本当に仲が良く、若葉が光を大好きなのは、見え見えです。

1話の「四つ葉のクローバー」では、甲子園球場で試合をしている様子から物語がスタートします。

「5時には終わるからっ!」

物語の序盤、スポーツ用品店の息子である光は、月島バッティングセンターへと、注文されていたボールを届けにいきます。

月島パパからお小遣い代わりに受け取ったメダルで、バッティングをしようとしているところに若葉が登場。

光にスイミングスクールまで送るように頼みます。

光はもちろん送っていきます。

あだち充先生の漫画に出てくる主人公男子は、基本的に女子には優しい。それがまた私的に良いw

もっと言うならば、「分かったよ」「良いよ」と素直に言葉にするわけではなく、バッティングの最中なのに光の姿が消え、ボールだけがピッチングマシンから飛び出てネットに引っかかるという演出で、「光が若葉を送ることにした」ということが分かるシーン。

言葉ではなく、状況で察しさせる、この感じも私は好きなのです。

さて、話はそれましたが、自転車に二人乗りをし、「危ないから捕まっとけよ」と言われ、くっつく若葉と照れる光。

そして、草野球の試合をしていたドアーズの中西に見つかり、茶化される場面も。

ベタだけど、もはやそれが良いのかも…….。

中西は光たちの同級生で、光に騙されて「ドアーズ」という野球チームを作り、キタムラスポーツでユニフォームを揃え、光のお小遣いアップに貢献した少年ですw

「送ったら試合に来いよ」と言われてるのに「やだよ」と返す、嘘つき少年の光ですが、光の嘘つき上手なところは、今後の物語にも影響してきます。

次に光たちが遭遇するのは、4組の赤石くんとその手下たち。

その場をさーっと通り過ぎて行くだけですが、光曰く、学年で一番喧嘩が強く、若葉のことが好き。そう言う光に、若葉は「へー」とだけ返します。

スイミングスクールへ無事送り届けた光へ、若葉は「5時には終わるからね」と言いますが、光は「迎えに来るとは言ってない」と返します。

そんな光に、送ってくれたお礼だと、ほっぺにキスをし、「5時には終わるからね。…….5時には終わるからっ!」と、あざといですね、若葉ちゃんw

あざといとは言ってみたものの、どちらかというと、若葉は、良い意味で自分自身に自信を持っていて、明るくて活発、そして光のことを理解している賢い子なのだという印象を受けました。

「野球も試合もキャッチボールもした事はないけど…….」

若葉を送り届けた帰り道、光は再び、赤石くんと手下たちに遭遇します。

分かりやすく角度を変え、土手を駆け下り、向かった先はドアーズの試合。

「野球しに来たぞ!チームなんだから助け合わなきゃな、2番目に喧嘩の強い中西くんっ。」なんて都合の良いことを言って、試合に参加します。

試合は半ば、5-5の同点ですが、中西くんから辛辣な「お前のエラーが無ければ無失点だよ」とのコメントを受けてしまう光。

そんなやりとりをしている中、相手チームで選手交代があり、ピッチャーに赤石くんが登場。

さり気なくキャッチャーも赤石くんの手下に変わっています。

元々リトルリーグで活躍していた赤石くんは、投手と喧嘩をして野球を辞めてしまったものの、野球はお上手。

次々とバッターたちを三振にしていき、ついに光の出番です。

バッターボックスに立つ光に、手下が一言。

「赤石からの伝号だ。お前と月島若葉の関係は?」

これに対して光は「ただの幼なじみ」との回答をしますが、タイミング良く、若葉が登場。

「キスしてやったのに、なんで迎えに来ないのよ!」と、光としては、「おいおいおいおい、今は言うな」と言わんばかりの展開になってしまいます。

それを聞いて、気合いが入ってしまった、ピッチャーの赤石。

投げるまでの間、私は思いました。

デッドボールで来るか?まともに「勝負」を仕掛けに来るか?

赤石くん、デッドボールではなく、きちんと勝負に出ました。

そして光は心の中で呟きます。

「野球も試合もキャッチボールもしたことないけど、バッドは3歳から振ってるんだ。月島バッティングセンターでほぼ毎日100km以上の球をな。」

見事に光はホームラン。

みんなも唖然、赤石くんも唖然。若葉だけは、なんとなく分かっていたような表情。

クロスゲームの1話、まだ皆、小学生です。

好きな女の子が他の男の子にキスしたなんて知って、ムッとしちゃった赤石くんだけど、試合を放棄することも、わざと光にボールを当てることもしなかった。

光も光で、赤石くんの投げる球を、わざと見逃すような真似はしなかった。

喧嘩が一番強いと分かっていても、若葉を好きだと分かっていても。

赤石くんとしては、打ち負かされて悔しいかもしれないけど、見てるこっち側の人間には、赤石くんが喧嘩ばっかりしてるただの悪で無いことは、しかと伝わった。

ていうか、赤石くんは顔は怖いけど、いい子判定w

「あの2人、幸せになるね。」

さて、場面は変わり、日付は6月10日。

光と若葉の誕生日になります。

毎年恒例の誕生日プレゼント交換。

光は、魚の骨模様のポーチw、若葉は、目覚まし時計をプレゼントします。

ちなみに目覚まし時計は去年と同じ。

「1つじゃ足りないみたいだから。」とのこと。

光は、プレゼントを選ぶのも大変だから、もう辞めないか?と思春期男子っぽいことを言い出しますが、若葉にあっさり却下されます。

やっぱり若葉は、明るくて活発、そして可愛らしい女の子という印象ですね。

そして光もやっぱり、なんだかんだ女の子に優しくて、ちょっぴり若葉に押され気味ではあります。

そんな二人が、たまたま結婚式場の前を通りかかるのですが、若葉は言います。

「あの二人、幸せになるね。私たちの誕生日に結婚したんだもん。」

言い忘れてましたが、若葉は、光曰く「学年一、いや学校で一番可愛い」のだそう。

ヒロインめちゃくちゃ可愛い説は、あるあるですが、自分達の誕生日に結婚したから幸せになると言えちゃう若葉は、中身もやっぱり可愛い。

若葉は口に出してハッキリ言う、光は口には出さない、だけど、生まれた時からずっと一緒だという関係を大切に思う気持ちは一緒なのでしょう。

「その次の日は夏祭りに行くんだからね!」

なかなか賢い若葉は、ある日、光の部屋に貼り紙をします。

それは、今後の誕生日プレゼントリスト。

光が迷わないために用意してきたんですね。

18歳あたりでお嫁さんか?なんて思ったのは、私だけじゃないはずw

若葉はもうすぐスイミングスクールのキャンプがあり、光に「この帽子借りてもいい?」と尋ねます。

「良いけど汚ねーよ」「いいのいいの」とやり取りがありますが、そう、いいんですよ。

女の子からしたら、好きな男の子の物を借りれるなら、多少汚くたってよいんです。

むしろ綺麗すぎるよりも、汚いくらいがちょうどいい。

と、私の意見は置いときましょう。

町では夏祭りの練習の音が聞こえてくるようになった頃、光は若葉のキャンプの前日に、月島家へ花火を見に行きます。

そろそろ帰ろうとする光に、「えっ、もう?」と言ってみたり、「なら送ってく!」と言ってみたり、最終的には、家の目の前の道まで送ることになりました。

光に対して大好きアピールがド直球の若葉ですが、光を送った時にも、ほっぺにチュー。

「明後日には帰ってくるからね。その次の日は夏祭りに行くんだからね!」

光は若葉に対して「はいよ」「へいへい」などと基本的には愛想のない返事をする事がほとんど。

でもね、あだち充先生の主人公男子、しっかり女子の話を聞いてるんですよね。

「そっか…….簡単なことなんだ。」

若葉がキャンプに行っている頃、ちょっとした異変が起こります。

昼間はやっていた、月島バッティングセンターと喫茶店クローバーが夕方には、閉まっていたんです。

樹多村家に掛かってきた電話を受け取るお父さん。

そこに声は無いものの、嫌な予感しかしません。

そしてお風呂上がりに牛乳を飲んでいると、野球中継の間にニュースが…….。

それは、川で溺れてしまった低学年の女の子を助けようとして、若葉が亡くなってしまったというニュースだったのです。

光は表情を変えることもなく、というか、そんなすんなりと受け入れられるわけもないですよね。

葬儀がとりおこなわれた際も、家族達が悲しそうにしている中、光だけは、まだ現実として受け入れられてないかのように、必死に背伸びをして、遺影を見ようとしています。

この背伸びの描写が、「本当に若葉なのか」「本当に亡くなってしまったのか」分かりきっている事を、疑いたくて、でも確かめなきゃいけなくて…….そんな描写に見えるのです。

葬儀が終わったあと、光は出掛けようとし、お母さんに「どこに行くの?」と尋ねられます。

「夏祭り。」

「夏祭りって…….」

戸惑うお母さんの隣で、お父さんがそっと、「小遣いはあるのか?」と1000円を渡します。

男同士だからなのか、光のお父さんだからなのか、きっと、大好きな若葉と、いつも一緒に居た若葉と、夏祭りに行く約束をしていたんだと、お父さんは分かったんでしょうね。

可愛い浴衣を来て、ちょっぴりワガママを言いながら「光!光!」とはしゃぐ若葉が想像出来てしまうけれど、もう若葉は居ません。

光はどうしていいか分からないまま、露店を一人行き場もなく歩きます。

ぶつかってしまったおじさんに声を掛けられるも、「ねぇおじさん、どうしたらいいんだろ」と呟き、立ち去ってしまいます。

帰り道、月島バッティングセンターのそばで、座っていた光。

赤石くんが月島バッティングセンターの前に来ているのを、光は目にします。

赤石くんは手を合わせ、少しした後、目から涙を流します。

「そっか…….簡単なことなんだ。泣けばいいんだ。」

ずっと悲しみや寂しさ、辛さなどの、様々な感情の発散方法が分からなかった光が、やっと思う存分泣くことが出来ました。

赤石くんが泣き、光が泣き、その裏で、若葉の妹の青葉も、がむしゃらにバッティングをしながら、大粒の涙を流します。

そして、私も涙を流し、スマホでNetflixを見ていた私の横で、声だけを聞いていた旦那も涙を流し…….。

1話の最後は涙涙でのエンディングとなります。

1話全体の感想

あだち充先生の作品では、大体主要人物が亡くなるパターンが多く、主人公もしくは幼なじみの親も片親である事が多いですね。

実はタッチの連載は、私の生まれ年でもあり、長くご活躍されている漫画家さんでもあるため、「死が多い」「顔が同じw」というのは有名な方でもあると思います。

子供の頃、「すぐ殺すなぁ」と思っていたこともあったのですが、大人になった今、「死」が多いという認識は変わりませんが、「死」というものを良く理解してらっしゃる先生なのだとも思っています。

人はいつ、どこで、どうなるかなんて分からないものです。

誰かのために命を張ってドラマチックに「死」を感動のために使うのではなく、「死」を起こってしまった出来事として話に入れていくというのは、死を理解しているからこそ書けるのではないかと思います。

さて、今回は主人公光の樹多村家と月島家の関係、光と若葉の関係、そして最後は若葉の死という悲しい会となりました。

恐らくNetflixでのクロスゲームの配信は、MIXがアニメ化してる間だけかと思うので、それまでに見終わらなければ…….w

それでは今回も閲覧して頂き、ありがとうございました。

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映画【オオカミ少女と黒王子】ネタバレ&レビュー

こんにちは。
最近私、山崎賢人くんにハマっています。

今回は、映画【オオカミ少女と黒王子】のレビューです。

ネタバレも含みますので、ご注意ください。

3回まわってお手からワン?

篠原エリカ(二階堂ふみ)が佐田恭也(山崎賢人)に嘘の彼氏になってもらう・・・というのがこの映画のメインストーリー。

エリカが周りの友達に、盗撮した恭也を見せながら「自分の彼氏」だと嘘をついた事から、物語は恭也を巻き込んでいきます。

恭也はエリカに「自分が彼氏になった事情」を聞くと、協力するという言い出します。

そもそも協力すること自体が、漫画っぽいというが、非現実的なことではありますが、その後、もっと非現実的なシーンが登場します。

協力するから、「3回まわってお手からワンだ」「今日からお前は俺の犬だ」という、なんとも現実離れした発言。

漫画だと自然に受け入れられるシーンなのに、これが実写だと受け入れにくい・・・そんな事は割とよくあります。

という私は、漫画を読んだことは無いのですが、何故かこの時、「植物図鑑 運命の恋、拾いました」を思い出してしまったのです。

■後日、記事にする予定です。

漫画や小説だと簡単に読み進められるような台詞でも、実際の人間がやってみるとなると、凄く不自然に感じられてしまう・・・

学校一のイケメンと言われている恭也だからこそ、そして山崎賢人だからこそ、許される発言であり、どこぞのよう分からん男に言われても、「What?」っていう感じです。

特にこれを否定したい訳では無いのですが、出だし早々ちょっぴり冷めた視線になってしまったのは、正直なところ。

山崎賢人のかっこよさは認めるというか、あの子は本当にかっこいいと思うけれど、それでもなんとなく違和感は存在しました。

違和感を、かっこよさで塗り潰そうという感じが否めませんでした。

二階堂ふみのデートはギャップが凄い

私の記憶に残っている二階堂ふみちゃんは、「脳男」の狂った殺人者の役。

イメージとしては、こういったワクワクドキドキな恋愛主人公というよりも、ダークで闇がありそうな役が多いように思います。

なので映画のようなデートシーンは、かなりギャップを感じました。

神谷望(鈴木伸之)にデートに誘われたエリカが、パンケーキを食べたり、ショッピングをしたり、ごくごく普通のデートをするシーンは、本当に楽しそうでした。

二階堂ふみちゃんは、目がくりっとして大きいので、とても可愛かったです。

門脇麦の演技力

エリカの親友の三田亜由美(通称・三ちゃん)を演じている門脇麦ちゃん。

この映画を観ていて印象的だったのは、ストーリーよりも、麦ちゃんの演技力かもしれません。

私が初めて彼女を観たのは、ウシジマくんだったのですが、その時も演技の上手い子だと思いました。

オオカミ少女と黒王子でも、他の共演者と比べ、台詞が台詞に聞こえない位、自然な演技で、二階堂ふみちゃんとの絡みが多い三ちゃん役にベストな女優さんだったのでは無いかと思います。

たまに映画を観てて気になるのが、2人で絡む場面での、演技力の差です。

そういうのが、ふみちゃんと麦ちゃんには感じられず、とても良かったです。

むしろ正直、麦ちゃんの方が自然に見えました。

そういった見方でいくと、恭也や神谷、その他の友達女性陣は、少し劣っている感じも。

山崎賢人くん、かっこいいし、演技も好きなのだけど、なんというか賢人くんは、落ち着いた役や優しい役の方が演技が自然な感じがします。

オラついた感じは、どうも「演技」という風に見えてしまいます。
私はですが。

何はともあれ、麦ちゃんの演技力は素晴らしかったです。

実写化出演が多い山崎賢人

彼、ココ最近の少女漫画の実写化をやりまくっていますよね。

その理由はなんとなく、山崎賢人くんの演技力とかっこよさにあるような気がしています。

それなりに演技が出来ていて、極端にカッコよすぎるわけでもないけど、万人受けされやすいかっこよさを持っている。
これがポイントなのかと。

少女漫画の男の子の顔って、とっても綺麗に描かれているじゃないですが。
漫画なので目もくりっとしているし。

それでいて、かっこいいし男らしいのだけど、男臭いわけではない。

山崎賢人くんのかっこよさって、そんな漫画男子に無難に当てはまるかっこよさのような気がするのです。

単純に売り出し中の俳優さんというのもあるのかもしれませんが、売り出したくなる気持ちも分かるような気がします。

まだまだ学生服も似合いますしねw

映画全体の感想

バランスのとれた映画だという印象です。

盛り上がるところは盛り上がり、それなりに感情移入も出来ます。

ときめける部分もあり、切ない気持ちになる部分もあり。

友達も登場しますが、基本的にはエリカと恭也にスポットを当てた、コテコテの恋愛映画です。

こんな風な言い方はいけないのかもしれないけれど、私が高校生だったら、盛り上がれたのかもしれません。

やっぱり、高校生の恋愛ものは、若返るし懐かしく楽しいのだけど、どこか違う世界を見ているような気持ちにもなってしまうもので。

これを漫画で読むと、また全然違って、とても楽しく、キャーキャーなってしまうんですけどね。

不思議です。

ただ、黒王子、デレる時はデレて欲しかった。

最後のエリカに気持ちを伝えるシーンで、恭也なりのデレなのは分かるのだけど、どんなに黒王子でも、そういう時くらいはきちんとデレて欲しい。

オラついてる人間の、ふとしたデレが、案外キュンとくるものだと、私は思っているので。

それでも、観ていて楽しかったと思える映画ではありました。

オオカミ少女と黒王子が観れるサイトは?

現在、オオカミ少女と黒王子はこちらのサイトで配信されています。



DVDも楽天で販売されています。

それでは、今回も閲覧していただき、ありがとうございました。

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映画【ちはやふるー上の句ー】ネタバレ&レビュー

こんにちは。
動画ばかり観ているのに、観ているだけなんて・・・という思いから、アニメや映画のレビューをしてみようと思い立ちました。

ネタバレも含みます。

今回レビューするのは、映画
ちはやふる-上の句-】です。

実は私、ちはやふるは単行本を集めるくらい大好きな作品なので、原作を知っているならではの偏見みたいなものも含まれているかもしれません。

【ちはやふるー上の句ー】のあらすじ

ちはやふるは、コミックス累計発行部数1600万部(平成28年3月時点)の大人気の漫画です。

主人公の綾瀬千早(広瀬すず)と、幼なじみの真島太一(野村周平)と綿谷新(真剣佑)が、小学生時代に新の教えた「競技かるた」でどんどん強くなっていく物語。

家庭の事情で小学生高学年で福井に引っ越しをしてしまった新。

高校生になった千早は、新にまた会うためにずっとかるたを続けています。

かるた部を部活動として発足させるために、太一、古典が大好きな呉服屋の大江奏(上白石萌音)、小学生時代に千早と競技かるたを経験したことがある西田優征=肉まん君(矢本悠馬)、学年2位の秀才の駒野勉=机くん(森永悠希)を勧誘し、見事かるた部を作ることに成功します。

上の句では、かるた部で全国大会へ出場することを目指し、東京都予選大会に挑んでいきます。

無駄美人は3次元じゃ厳しい?

無駄美人と言われている千早は、動くと残念だけど動かないと誰もが見とれる美少女。

好みもあるとは思いますが、原作の千早は、絵のタッチもとても綺麗で、確かにとても綺麗な女の子です。

そんな千早を演じるのは、広瀬すずちゃんなわけですが、実は私、あまり彼女が好きではないのです。

それでも、広瀬すず演じる千早を見て、確かにこの子は可愛いなと思いました。

原作を知っているというのは厄介で、2次元を3次元に置き換えた時に、「ここが違う」「そもそも違う」と否定してしまいがちなんですよね。

肉まんくんだって、全然肉まんくんじゃねーじゃねぇか、と思いましたし。

それを言ってしまえば、太一や新、かなちゃん机くんも、なんか違うんです。

ただ、広瀬すずが確かに可愛かったように、映画を観進めていくうちに、原作の面影を感じられる一面ってあります。

例えばかなちゃん。
かなちゃん役の上白石萌音さんですが、声が凄く落ち着いていて、綺麗な通る声をしてるんですよね。

上白石萌音さんは「君の名は」の三葉の声も担当していますが、演技も上手なんです。

かなちゃん特有の女の子らしさを、とても上手に演じているなという印象でした。

そして新役の真剣佑くん。
口調や声が私の思う新そのもの。
私の思う・・・ですが。

穏やかな福井弁は聞いてて心地よかったです。

先程から声の話ばっかりしていますねw

2次元で見慣れている以上、3次元に変換させるのは、原作を知ってる人にとっては、なかなか難しいものだと思いました。

でも、今の時代で、千早を演じさせるなら、やっぱり適役なのは広瀬すずなのかもしれません。

他にピタッと当てはまる子は浮かびませんでした。

太一の「頭ポンポン」は欲しかった。

原作と映画を見比べてしまうと、どうしても頭に浮かんでしまうのは、「何故このシーンを変えたのだろう?」「何故このシーンをカットしたのだろう」という思い。

私が原作の中で大好きだったのは、瑞沢かるた部の皆が、団体戦で相手チームに押し負けている時に、札を拾いに行った太一が、皆の頭をポンポンと撫でながら戻るシーン。

そのシーンは確か原作でも1回きりのシーンなのですが、とても印象に残る、強烈なシーンだったんです。

太一が部長として、自分だけではなく、他の皆をリラックスさせるためにおこなった、太一なりの励まし。

映画でも観られるのかなぁなんて思ったのですが、観ることは出来ませんでした。

太一のちょっとした繊細さや、内に秘めた闇の部分、抱えている葛藤など、原作だからこそ伝わる部分も、映画の2時間だけだとやっぱり表現するのは難しいのかもしれません。

きっと、太一が皆の頭を撫でたのも、太一がどんな人物か、どんな内面か、そういったものが分かった上で見るから印象的になるのであって、映画でそこまでを表現するに至らなかったのかもしれないですね。

原作を知った人間が映画を見ると、こうなるから嫌ですねw

長編漫画を一部始終再現するのは難しい。

先程も話した通り、長編漫画を映画で再現するのは、限界があると思います。

私がちはやふるを好きなのは、主人公だけでなく、脇役にも感情移入出来るからです。

かなちゃん、肉まんくん、机くん、ひょろ、須藤先輩・・・みんなそれぞれ素敵なキャラクターをしています。

映画で全ては表現出来ないので、部分部分をカットしていかなきゃいけない部分は出てきてしまいますよね、そりゃ。

その点、映画の方では(原作はおいといて)、みんなのかるたへ対する思いなどが綺麗にまとまって表現されているという印象を受けました。

かなちゃんが唄を愛する気持ちや、机くんが自分は数合わせの部員なんだと傷つく気持ち、千早の「かるたを続けてれば新に会える」と信じる気持ち。

だけど、ちはやふるに限らず、私が映画で感じてしまうのが、序盤のなぁなぁ感。

映画に見入っているうちに、序盤の入りの事なんてすっかり忘れてしまうのですが、そもそも「かるた部」を結成させることも、とても重要なストーリーなのです。

幽霊部員の感覚でいる机くんを、太一が一生懸命説得して、「幽霊部員」ではなく「部員」として迎え入れようとするシーン。

「自分には勉強しかない、机しかない」と言う机くんに、太一は「俺達がいる」という意味を込めて、机を放り投げます。

なんだろう、演技のせいなのか、それとも尺の関係上、巻き気味の撮影だったのか、イマイチ説得力に欠けるシーンに見えてしまいました。

原作だと、もらい泣きしそうな位のシーンだったのですが。

決して私は「映画化反対派」ではないのですが、(だから映画も観たし)、ちょっぴり物足りなさのようなものは感じました。

広瀬すずの広瀬すず感

広瀬すず、可愛いのですが、いつでもどこでも「広瀬すず感」を感じてしまうのは私だけでしょうか。

演技そのものを下手だとか思ったりはしないのですが、「広瀬すず」だという認識が頭から抜けないのです。

他の映画やドラマなどでも、広瀬すずは広瀬すず。

千早も見え隠れしているのだけど、やっぱり広瀬すず。

彼女特有の癖とか特徴あるのかしら・・・

しつこいようだけど、原作を知っているというのは本当に厄介で、自分なりのキャラクターを知らず知らずに作ってしまってるところがあるんです。

だから、なんだか太一が太一じゃないとか、そんな思いが出てきてしまう。

もしも漫画と一字一句違わずに、全てを再現してくれてたら、広瀬すずも千早に見えてきたのかもしれません。

私が原作を知らずに観ていたら、千早は千早として映るかもしれないし・・・
そればかりは何とも言えません。

映画は漫画をうまくまとめている。

散々「原作」という単語を持ち出してはきましたが、「映画」としては、とても素晴らしいと思います。

かるたのスピード感や、勝負の緊張感、和気あいあいとしたかるた部の楽しい雰囲気など、きちんと伝わってきました。

上の句では、全国大会の東京都地区予選までを描いていますが、重要なポイントは基本的に漏らさず拾っています。

観ていて飽きる場面や、要らなくない?と感じるシーンはありませんでした。

長編漫画をぎゅっと詰め込んだにしては、綺麗なテンポで、しっかりと伝えたい部分を伝えることが出来ているように感じました。

これは決して悪い意味では無いのですが、原作を知らない方にとっては、充分に楽しめる映画なのではないかと思います。

原作を知っている人間を、3次元の映画で100%納得させるのは難しいものがあるのかもしれませんね。

ちはやふる-上の句-が観られる動画サイトは?

現在ちはやふる-上の句-が観られる動画配信サイトをご紹介します。

月額制の動画配信サイトも、登録してから2週間~1ヶ月無料としている所も多いですよね。

Netflixは数も多くて、私は好きなのですが、今はまだか配信していないようです。(H29年8月現在)

Huluではアニメ版を配信をしています。



DVDは楽天で販売しています。

それでは今回も閲覧していただき、ありがとうございました。

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