こんにちは、はっちです!
ランサーズやクラウドワークス、Twitterなど、様々なところで動画編集の募集があると思うのですが、驚くほど安い単価でも募集がされていることをご存知でしょうか?
今回は【月20万円を稼ぐためのロードマップ】の悪質な案件編です。
シレッと潜む、なんちゃってディレクター
実は結構な頻度で「【高単価】10,000円〜」なんていう謳い文句で、1本100円×月100本みたいな激安案件の募集がかかっています。
しかも、一定数の方が悪質な情報商材やオンラインサロンから「実績のために」という名目で、こういった安い案件を受注するように勧められているんです。
そのせいなのか、一定数そういった案件に応募している人も散見されます。
こういった募集をしている人のほとんどが、「なんちゃってディレクター」です。
今、動画編集をしたことがないのにも関わらず、1本5,000円で受けた編集を、ディレクターを名乗り、100円などの低単価で横流しするという事案が増えています。
「動画編集」という仕事の価値を守るためにも、お仕事は選びましょう。
悪質な単価っていくら?変な案件を引かないためには?
「100円」「500円」なんていうものは、明らかに低単価だというのは分かりますが、微妙に分かりにくいものもありますよね。
1,000円は安い?10分尺で4,000円は?
この辺りは一概に安い、高いは言えないところがあります。
10分尺4,000円、10分尺8,000円、パッと見は8,000円の方が優良案件にも見えますが、どんな編集を求められているかによっても、それが高いか安いかは変わってきます。
募集タイトルと募集要項はよく見る
まず、募集タイトルで嘘をついているクライアントの募集は受けない方が無難だと私は思っています。
とりあえずクリックしてもらうために、金額設定を「300,000〜500,000円」にしていたり、【高単価〇〇円】として実際は10本分の金額だったり、所謂「釣り」がひどいと感じる案件は、正直オススメしません。
そもそもなんですが、【初心者歓迎】【高単価】【主婦(学生)歓迎】と謳ってるところは、しっかり募集要項を読むことをオススメします。
それでも本当に優良な案件なところももちろんあります!
自分が動画編集を依頼する立場だと思って想像して欲しいのですが、【初心者歓迎】とわざわざ書くとしたらどんな時でしょうか?
初心者の人にも平等に仕事を振りたいという人もいるかもしれませんが、基本的には「実績のために安く引き受けてくれる可能性がある」からじゃないでしょうか?
【主婦(学生)歓迎】に関しては、なんとも言えないところがあるのですが、実際私のところに直接営業で届いた【主婦歓迎】は、「短い時間しか働けなくてもお仕事を提供してあげるから、安くてもやるよね?」というニュアンスのものがほとんどでした。
でも、同じ3時間編集するなら、主婦でも、男性でも、独身でも、仕上がりはその人の能力次第じゃない?
ただ、誤解して欲しくないのは、そういう子育て環境にいる女性同士で、主婦も働きやすい環境を!という気持ちで【主婦歓迎】にしていることもあります。
ただどんな案件でも、参考URLや添付資料などをよく見ながら、「これを作成するのに何時間かかるのか?」というのを想定すると良いと思います。
時給換算をしてみる
「時給換算した時の金額」というのは、実際、編集スキルによって変わってくるところがあります。
求めてられている編集内容に、より多くの編集スキルが必要になるほど、必然的に単価はあがります。
それはクライアント側も自分が求めていることを出来る人に頼みたいから。
なので、求められている編集内容が基本的な編集スキルで十分に間に合うような案件の場合、金額が安めに設定されていることがあります。
だけど絶対に勘違いして欲しくないのは、どんなに自分が初心者で実績が欲しくても、安すぎる案件を受けて実績を稼ごうとはしないでください。
いくらからならOKという基準は私には決められないですが、お仕事をするなら、せめて最低時給は貰うべきだと私は思います。
「けど、本当に初心者だし、そんな案件やらせてもらえない」と仰ってる方を見ますが、決してそんなことはありません。
20件応募しても1件しか採用されない。それは割と当たり前
私のざっくりとした編集歴についてお話しようと思います。
実は私も最初の頃に、1本3,000円の動画編集を受注したことがあります。
当時は編集技術も無かったので5,6時間が掛かりましたが、別に今やったって4時間はかかると思いますw
しかもいざ契約してみたら、「実績公開は不可」。
それで時給は500〜600円。月に5本位やっていました。
編集自体はやっているので、確かに編集のやり方やスピードなどは身に付いていきます。
でも、この単価のものをずっと続けていけるか?それで生きていけるか?と言われたら、話は別ですよね。
当時の私は子供が生まれたばかりで、フリーランスを目指しつつ、まだまだ子育てに悪戦苦闘していた時期でした。
いつかフリーランスとして自立することを目標とするなら、この金額では続けられない…と、ちょっと冷静になって、募集している案件を片っ端からチェックしました。
言い方は雑ですが、「出来る」なら初心者でも良いんです。
自分できちんと納得が出来そうだと思う案件には片っ端から応募しました。
20件応募しても受からないことはザラです。
別にそれは初心者だからとかではなく、現在私は認定ランサーになっていますが、それでも落ちまくります。
だけど、仕事量が安定してくるまで、毎晩お仕事の募集をチェックして、1日4〜5件は応募していました。
そんな中でやっとたどり着いた案件が、動画尺は4分前後の1本3,500円(ランサー手数料抜き)の案件でした。
月に20本前後なので、70,000円位。
最初の数本は3,4時間費やしてましたが、1本あたりにかかる時間は、早くて1時間、掛かっても2時間半くらになりました。
そしたら次は、この案件以外に自分が使える時間の中で出来そうな編集をひたすら探して、闇雲に応募しました。
本当に沢山応募していたので、万が一全部受かっても対応出来るように調整はしました
全部受かるなんてことは、まずなかったんですが、それでも沢山応募しておけるように「残り時間が短い順(合否が分かるまでの期間が短いもの)」にして、「週2,3くらいまで(沢山応募していたので、毎日投稿などは避けた)」のものにしました。
もちろん、自分が納得出来るような単価のものです。
採用されないことの方がほとんどですが、どうか初心者の方、めげないで欲しいなと思います。
【おまけ】上から目線の無茶振りクライアントにも要注意!
単価の話とはズレてしまうのですが、一定数、めちゃくちゃ上から目線のクライアントも居ます。
「仕事を与えてやってる」マインドのクライアントっぽいなと思ったら、出来る限り早めに辞めることをオススメします。
「編集してやってる」マインドの編集者さんもいるらしい
下記は私が経験したこと、知人が経験したことです。
どっちが上、どっちが下とかいう話ではなく、どちらも人です。
もちろんこれは、自分が相手に対して誠意を持って丁寧に接することが大前提ではありますが、お互いに思いやりをもって接している取引はやっぱりやりやすいです。お互いです。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
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